ウクライナ刺繍について知ったこと
美しい入荷品たちを頑張って仕分けたり、撮影したりしています。
手にとるたびに、すてきなので、「あー」「わー」とか、歓喜の声が出てしまいます。
でも、これらは、今まで見たリネン製品(ロシア製など)とは、一目でみて「ちがうわー」と
わかるものばかり。
これは「ウクライナ製品」としてのアイデンティティが非常に高く、伝統工法のなせるものであると感服し、いろいろ調べました。
ページ作成のために、少し、「ウクライナ刺繍」を調べたところ、興味がガンガンに湧くことばかり。
その一部ですが、ご紹介します。
以下、カテゴリページの説明文から
ウクライナの刺繍は、その民族衣装の特徴になるほどに有名です。
ウクライナ刺繍には、その色に意味があり、赤と黒がもっともポピュラーな色遣いです。
刺繍色の「赤」は、「人生の喜び、情熱、愛」
「黒」は、「永遠、土」
「青」は、「健康」
「黄色」は、「若さ、幸福」を表しています。
模様について
古代のウクライナの人々は、この世は「水」と「太陽」と「土」から生まれたと信じていたので、 ウクライナの刺繍には、その3つのアイテムが使われていることが多いです。
「水」は、英語の「S」の文字に似ている模様、 「太陽」は、十字架、卍、八角の図形、 「土」は、菱形、などに表現されています。
ウクライナの民族衣装の「ソロチカ」は、女性が身につけるブラウスのことですが、 ウクライナ刺繍の文様は病気や悪霊などから身を守る「魔除け」の意味を持ち、 襟元、袖口、裾などの外界との境界に念入りにほどこされているそうです。
網目や、幾何学模様も多く見られ、これらにもそれぞれ、意味や、モチーフになっている素材があります。
ウクライナ刺繍の特徴として、「裏地も美しい」事があげられます。
表と裏がうつし鏡のように針を進める工法がその理由で、 入荷した品々を実際に手にとって、その美しさが、両面にわたり表現されている、 その作業の緻密で大変であったであろう事を想像すると色合いの美しさだけではない、 伝統工法がもつ、祈りと願いが感じられます。
参考書を参考にまとめた部分と、私が実物を手にして感じ、理解した部分を織り交ぜて書かせていただきました。